着物買取で思っていたよりも低い買取価格だったということはありませんか?購入から一年、数回しか袖を通していないのにこの値段!?と査定に低さにビックリ、なんてことも。

予想していたよりも低い査定になってしまう理由の一つに着物がどんな生地で織られているのかが重要な査定ポイントになるんです。
昨今は「絹の着物のみ買取可能」と謳っているお店が増えてきたように、絹(それも100%絹で織られた正絹)で織られた着物以外はほとんど値段が付かないのが現状です。
化学繊維などで織られた着物は宅配買取も含めて値段がつきにくいですが、買取不可ではございません。
出典 たんす屋お客様相談室
お問い合わせありがとうございます。ブランドオフ買取センターの○○です。宅配買取も対応しておますが、買取り対象は汚れのない正絹のみとなります。
出典 ブランドオフお客様相談室
当サイトを運営するにあたり、着物買取店に取材したのですが、多くのお店で絹の着物以外の需要は減ってきたとの回答を頂きました。
となれば、高く着物を売りたい場合、着物の生地を知っておくことは重要になってくるはずです。そこで素人でも生地を見分けられるものなのか調べてみました。
絹か化学繊維化の見分け方
着物の生地の見分け方はいろいろあるようです。たとえば肌触り。
手で実際に触った感触や重さによって絹かどうかが判断できるようですが、普段から着物に慣れ親しんでいる方に限った見分け方法なので、万人向けではありませよね。
ほかにも、生地を燃やすことで生地を見分ける方法があるようです。私が調べた中ではこちらの動画が一番分かりやすかったです。
この動画の製作者は原田染物店という生地を専門に扱っているお店のチャンネルなので、情報も正確ですし参考になるかと思います。
とはいえ、今まで見てきたように着物の生地の見分け方、とくに絹かどうかの見分け方は思っている以上に大変なことが分かります。

生地を燃やすにしても、ほつれ糸のような少量の生地では燃えた状態が分かりにくいですし、燃やす生地を用意するだけでも大変です。
買取店の選び方
となると、結局はお店の方に実際に査定してもらわないと、素人では絹なのかどうか見分けられないんですよね。

そうなると、知りたいのは着物買取店選びです。店頭買取、出張買取を利用しようと思っている方は気にしなくていいのですが、宅配買取を利用しようと思っている方は注意が必要。
というのも、たとえば希望よりも査定価格が低かった場合、売りたくないという選択も当然あります。宅配買取は配送によって商品の受け渡しをするので返送料が必要になってきますが、これが厄介。
ホームページを確認すると、キャンセル料が無料かどうかは確認する方は多いですが、キャンセル時の返送料が自己負担になるのかまでチェックしてない方が多くいらっしゃいます。
返送料なんて数百円でしょ、と思っている方、それはちょっと違います。着物買取に限らず、返送料に数千円発生することは普通です。最近では送料がどんどん上がっていますよね。

そのため、宅配買取を利用する場合は返送料が無料かどうかをチェックするのがポイントになってきます。下の一覧は返送料が無料いなる着物買取店をまとめたものになります。
着物の生地見分け方まとめ
ここまで着物の生地を見分ける方法について紹介してきましたが、やはり素人ではなかなか見分けるのが難しいと思っていいです。
そのため、処分目的で売りに出すのでしたら問題ありませんが、思い入れのある着物や査定次第では売りたくないと考えている方は返送料を含め諸経費がかからない買取店を選ぶようにしましょう。

当サイトでは21社の着物買取店について取材&調査しています。その中でおすすめの買取店を、出張買取と宅配買取とサービスごとに分けて紹介しています。どの買取店にお願いすればいいのか悩んでいる方は参考にしていただければと思います。